伊予農業高校(伊予市下吾川)食品化学科2年武田もも子さん(16)が、このほど静岡県であった「全国高校生パンコンテスト」(実行委員会主催)の手仕込み部門で1位に輝いた。武田さんは「技術が認められうれしい。さらにうまく焼けるようになりたい」とパン関連の仕事に就く夢への思いを強めている。
 同校によると、コンテストは4部門あり、手仕込み部門には全国146人の応募の中から書類審査を勝ち抜いた4人が出場。課題のロールパンの味や形、焼き色などを競った。
 地元のパン店に修業に行くなど練習を重ねる中でパン作りの楽しさが増したという武田さんは「日本一になり自信がついた」と話し、「実習を通してさらにきれいなパンが作れる確率を高め、後輩にも学んだことを伝えていきたい」と笑顔を見せた。